アハサー・オアシス、進化する文化的景観

Al-Ahsa Oasis, an Evolving Cultural Landscape

アハサー・オアシスは、サウジアラビア東部、ペルシャ湾の西側に位置しています。250万本以上のナツメヤシを含む世界最大級のオアシスで、庭園、運河、泉、井戸、排水湖、歴史的建造物、都市構造、考古遺跡などが点在し、新石器時代から現代までの湾岸地域における定住文化の発展と生活の痕跡を示しています。

湧水を開渠で分配する有機的な農業景観は、オアシス農業の伝統が現代まで継承されていることを物語ります。また、集落やモスク、要塞、歴史的建造物の遺構は、初期イスラム期からサウジ王国期に至る都市建築や社会構造を理解する上で重要です。浅い地下水位を活かした農業技術と定住形態は、砂漠環境と人間活動の密接な関係を示す顕著な例といえ、「アハサー・オアシス、進化する文化的景観」として世界遺産に登録されました。

国名 / エリア アジア / サウジアラビア
登録年 2018
登録基準 文化遺産 (iii) (iv) (v)
備考 ■関連サイト
Al-Ahsa Oasis, an Evolving Cultural Landscape(UNESCO)

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