ボリビア北東部に位置するノエル・ケンプ・メルカード国立公園は、アマゾン流域で最大級かつ最も自然が残された保護区の一つです。標高約200〜1,000メートルに広がる園内には、セラードのサバンナや湿地、常緑雨林、ヤシ林、拠水林など、多様な生態系が存在し、特にセラードの生態系は、数百万年にわたり孤立して進化した固有の環境を保っています。
推定4,000種の植物と600種を超える鳥類が確認されているほか、ジャガーなど絶滅の危機にある大型脊椎動物の持続可能な個体群も生息しています。こうした点から、進化研究における貴重な「生きた実験室」としての価値と、生物多様性の顕著な集中地としての重要性が評価されています。
国名 / エリア | アメリカ大陸 / ボリビア |
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登録年 | 2000 |
登録基準 | 自然遺産 (ix) (x) |
備考 | ■関連サイト Noel Kempff Mercado National Park(UNESCO) |