レオン大聖堂は、ニカラグア西部の歴史的都市レオンの中心に位置しています。1747年から19世紀初頭にかけて建設されたこの大聖堂は、スペイン由来のバシリカ型矩形プランに、地震に備えた低く厚みのある塔など、地元の職人技と地理的・社会的条件が融合した建築です。アンティグア・グアテマラ様式のバロックを体現し、後期バロックから新古典主義への移行も示しています。
本建築は、18世紀に形成されたラテンアメリカ社会の宗教・文化・芸術の融合を物質的に表現した象徴的な存在であり、地域文化と技術の成熟を示す、建築的・社会的に重要な宗教建築と評価されています。
国名 / エリア | アメリカ大陸 / ニカラグア |
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登録年 | 2011 |
登録基準 | 文化遺産 (ii) (iv) |
備考 | León Cathedral(UNESCO) |