モスクワの北東約250km、ヴォルガ川とコトロスリ川の合流点に位置する歴史都市ヤロスラヴルは、11世紀から主要な商業中心地として発展しました。「ヤロスラヴル市街の歴史地区」は、1763年から1830年にかけてエカテリーナ2世が推進した都市計画改革の下、定期的に再開発が行われていた、古代ロシア都市の計画構造発展の代表的な例です。重要な歴史的建造物の一部はそのまま残しながら、放射状の都市計画に基づいて築かれた、新古典主義様式の調和のとれた均一な街並みが広がります。
歴史地区には、16世紀と17世紀の教会や修道院の建物が数多く存在しています。絵のように美しい川岸と広い水域を持つふたつの川の合流点の豊かな自然景観を、有機的に利用していることも特徴です。
国名 / エリア | ヨーロッパ / ロシア |
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登録年 | 2005 |
登録基準 | 文化遺産 (ii) (iv) |
備考 | Historical Centre of the City of Yaroslavl(UNESCO) |