スロバキアの中西部に位置する都市バンスカー・シュティアヴニツァは、13世紀の設立以降、鉱山の街として発展しました。銀の生産で繁栄し、ゴシック様式やルネッサンス様式の市庁舎や教会などの建造物、要塞などが残る美しい街並みが築かれました。現存する都市中心部は16世紀に建てられたものです。
この地域での鉱業生産は18世紀の半ばに最盛期を迎えました。1762年にヨーロッパ初の鉱山林業学校が設立されたことも、当時のこの土地の重要性を物語っています。しかし、19世紀後半になると鉱物資源が枯渇し、採掘および鉱山インフラの多くが衰退しました。
歴史的な街並みに加え、周辺の鉱山・採掘施設、水路システムや集落などが、「バンスカー・シュティアヴニツァ歴史都市と近隣の工業建築物群」として世界遺産に登録されました。
国名 / エリア | スロバキア / ヨーロッパ |
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登録年 | 1993 |
登録基準 | 文化遺産 (iv) (v) |
備考 | Historic Town of Banská Štiavnica and the Technical Monuments in its Vicinity(UNESCO) |