ヘブロン/アル-ハリール旧市街

Hebron/Al-Khalil Old Town

エルサレムの南約30km、ヨルダン川西岸地区の南端に位置する「ヘブロン/アル-ハリール旧市街」。ここにはユダヤ教、キリスト教、イスラム教の3つ宗教の始祖であるアブラハムの墓があり、それぞれの信仰の聖地として多くの巡礼者が絶えません。

その中心にあるのが、「マクペラの洞穴」として知られる一連の洞穴で、アブラハムとその家族が葬られた地とされています。1世紀になると洞穴を保護するべく建物が建てられ、さらにビザンツ帝国時代には敷地内にキリスト教徒により大聖堂が建てられましたが、後のイスラム支配下でモスクとして改修されました。 旧市街は1250年から1517年にかけてのマルムーク朝時代に、地元の石灰岩を使って建てられました。その後のオスマン朝時代に建物の上層階が追加されるなど、建築面で一部手が加えられましたが、全体的にマルムーク朝時代の都市形態が残されています。

国名 / エリア アジア / パレスチナ
登録年 2017
登録基準 文化遺産 (ii) (iv) (vi)
備考 Hebron/Al-Khalil Old Town(UNESCO)

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です