大ヒマラヤ国立公園は、インド北部ヒマチャル・プラデーシュ州のヒマラヤ山脈西部に位置しています。90,540ヘクタールの敷地には、いくつかの川の上流氷河と雪解け水の水源があり、下流のインダス川周辺の数百万人の利用者にとって不可欠な水源が集まっています。
この地域は、標高6,000m以上の高山から2,000m以下の河岸林までを含み、25種類の多様な森林など、標高に応じた生態系に独自の生物相が見られます。そこに生息する豊富な動物種にはこの地域特有のものが多く、またジャコウジカやハイイロジュケイなど、絶滅の危機に瀕しているものも含まれます。このため、この場所は生物多様性の保全にとって非常に重要な場所となっています。存在する種の多様性の豊かさに加え、健全な生態系プロセスに支えられた個々の種の個体群の豊富さこそが、この世界遺産の顕著な意義を示しています。
国名 / エリア | アジア / インド |
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登録年 | 2014 |
登録基準 | 自然遺産 (x) |
備考 | Great Himalayan National Park Conservation Area(UNESCO) |