エジプト西部、カイロから西へ約150~180km の砂漠に位置するワディ・エル‐ヒータン(クジラの谷)は、陸上動物から海洋哺乳類へと進化したクジラの起源を示す重要な化石群が残る地域です。ワディ・エル・ラヤン保護区内の厳重に保護された区域にあり、初期のクジラの骨格化石が多数、高密度かつ良好な状態で見つかります。これにより、クジラの進化過程や生活様式が鮮明に理解できる世界的に貴重な場所となっています。地球生命史における象徴的な進化の変化を示す証拠として極めて重要であり、学術的価値と景観の両面で国際的に高く評価されています。
| 国名 / エリア | アフリカ / エジプト | 
|---|---|
| 登録年 | 2005 | 
| 登録基準 | 自然遺産 (vii) | 
| 備考 | ■関連サイト Wadi Al-Hitan (Whale Valley)(UNESCO)  | 
                        
