ボスニア・ヘルツェゴビナ南部、クロアチアとの国境に近い場所に位置する「モスタル旧市街の古橋地区」は、16世紀に著名な建築家ハイルッディンによって設計された橋、スタリ・モスト(古い橋)を中心とした歴史的地区です。
モスタルの旧市街は、ムスリム、キリスト教徒、ユダヤ教徒が長い間共に暮らしてきた場所であり、異なる宗教や文化が融合した建築様式が特徴です。しかし、1990年代のボスニア紛争で、歴史的な町の大部分とともにスタリ・モストも破壊されました。その後、旧市街と古橋はユネスコと各国の支援を受けて2004年に再建され、国際的な協力と多文化共生、平和の象徴として、世界遺産に登録されました。
国名 / エリア | ボスニア・ヘルツェゴビナ / ヨーロッパ |
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登録年 | 2005 |
登録基準 | 文化遺産 (vi) |
備考 | Old Bridge Area of the Old City of Mostar(UNESCO) |