「ロペ‐オカンダの生態系と残存する文化的景観」は、ガボン中部に広がる、熱帯雨林と1万5千年前の氷期に形成され残存するサバンナが接する特異な地域です。ここは大型哺乳類の絶滅危惧種の重要な生息地であり、多様な森林・サバンナの生息地が複雑に連なり、1,550種以上の植物や固有種を含む動物が生息することから、生物多様性の保全や生態系維持に極めて重要です。
また、旧石器時代から現代まで約40万年にわたる人類の居住跡や岩絵が残され、初期の農耕や家畜化、森林資源利用の証拠も豊富です。オゴウエ川流域は、バントゥー族を含む人々と言語が中央・南部アフリカへ拡散した主要な移動ルートとして、歴史的にも重要です。
| 国名 / エリア | アフリカ / ガボン |
|---|---|
| 登録年 | 2007 |
| 登録基準 | 複合遺産 (iii) (iv) (ix) (x) |
| 備考 | ■関連サイト Ecosystem and Relict Cultural Landscape of Lopé-Okanda(UNESCO) |
