スロバキア東部に位置する「レヴォチャ歴史地区、スピシュスキー城及びその関連する文化財」は、13世紀から14世紀の東ヨーロッパ最大規模の軍事、政治、宗教建造物群が非常に状態良く残されている好例として、世界遺産に登録されています。
スピシュスキー城は13世紀前半、タタール人の侵攻に対抗するため建てられました。当初ロマネスク様式で建てられた聖堂に、ゴシック、ルネサンス、バロック様式の建築がつけ加えられていきました。城下町の建造物とともに、1993年に世界遺産に登録されました。
2009年には、スピシュスキー城より西へ約40kmに位置するレヴォチャ歴史地区が世界遺産に拡大登録されました。城壁で囲まれたレヴォチャ歴史地区は、13世紀から14世紀にかけて設立されました。聖ヤコブ教区聖堂にある高さ18.6メートルの色鮮やかな祭壇は、15世紀から16世紀にかけて活躍した地元の名工パヴォル(マスター・ポール)が手がけたものです。聖堂にはこの祭壇を含む、後期ゴシック様式の芸術品が残されています。
国名 / エリア | スロバキア / ヨーロッパ |
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登録年 | 1993 |
登録基準 | 文化遺産 (iv) |
備考 | Levoča, Spišský Hrad and the Associated Cultural Monuments(UNESCO) |