イラン西部に位置するハグマターナは、古代メディア王国の首都とされ、その後もアケメネス朝、パルティア朝、ササン朝、イスラーム期に至るまで重要な政治拠点として栄えた都市遺跡。その名は「集いの場所」を意味する言葉に由来します。
都市遺構にはパルティア時代の高度な都市計画と建築技術が見られ、またスーサやペルセポリスの王宮に関連する工芸品も発見されており、当時の職人技術の交流を示しています。ハグマターナは、紀元前1千年紀におけるイラン高原の文化・社会・経済・政治の発展を今に伝える貴重な証拠であり、多様な民族や宗教が交わる中で生まれた創造的な都市文化を示す点で高く評価されています。
国名 / エリア | アジア / イラン |
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登録年 | 2024 |
登録基準 | 文化遺産 (ii) (iii) |
備考 | ■関連サイト Hegmataneh(UNESCO) |