古代都市エル・タヒン

El Tajin, Pre-Hispanic City

古代都市エル・タヒン

古代都市エル・タヒンは、メキシコ湾岸のベラクルス州北部に位置する遺跡で、8世紀から12世紀にかけて栄え、メソアメリカのエピクラシック期からポストクラシック期を代表する都市の一つです。

都市は「シカルコリウキ」と呼ばれる海貝の断面を模した独特の構造を持ち、地形の高低差を活かした巧みな都市設計がなされています。遺跡内には球技場17基をはじめ、公共建築、神殿、祭壇など多くの建造物が残されており、建築には幾何学模様、浮き彫り、壁画といった豊かな装飾が施されています。これらの芸術は、儀式や日常生活、社会構造などを知る貴重な資料となっています。文化の起源ははっきりしていませんが、現在この地域に暮らすトトナコ族やフアステコ族に関連づけられています。

国名 / エリア アメリカ大陸 / メキシコ
登録年 1992
登録基準 文化遺産 (iii) (iv)
備考 El Tajin, Pre-Hispanic City(UNESCO)

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