チャビン(古代遺跡)

Chavin (Archaeological Site)

ペルー北部アンデス山脈の高地に位置するチャビン(古代遺跡)は、紀元前15~5世紀に栄えた南米最古の文明のひとつ、チャビン文化の中心地です。宗教儀式や巡礼の場として、異なる地域や言語の人々が集まり、思想・文化・宗教が交わる重要な拠点となりました。

切石造りの建物や広場を囲む人工テラス、複雑な内部回廊、通風や排水設備など、南米でも類を見ない高度な構造を持ちます。建物や石像には、人や動物をモチーフにした象徴的な装飾が浅浮き彫りで施され、墓石、柱、梁にも豊かな意匠が刻まれています。チャビン遺跡は、先コロンブス期初期社会の建築・技術・象徴表現を示す卓越した例であり、アンデス全域に広まった信仰の中心として高く評価されています。

国名 / エリア アメリカ大陸 / ペルー
登録年 1985年
登録基準 文化遺産 (iii)
備考 ■関連サイト
Chavin (Archaeological Site)(UNESCO)

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