パナマのカリブ海沿岸の要塞群:ポルトベロとサン・ロレンソ

Fortifications on the Caribbean Side of Panama: Portobelo-San Lorenzo

「パナマのカリブ海沿岸の要塞群:ポルトベロとサン・ロレンソ」は、パナマ共和国のカリブ海側、コロン県の沿岸地域に位置しています。ポルトベロ湾一帯には数多くの要塞施設が点在しており、これらは17〜18世紀を中心にスペイン帝国が「新世界」に築いた軍事建築の優れた遺構として知られています。要塞群は多様な建築様式を取り入れながら、周囲の自然地形と巧みに融合し、軍事防御機能と景観が一体となった設計が特徴です。

ポルトベロは、度重なる破壊と再建を経て発展した開放型要塞都市の顕著な例であり、サン・ロレンソもまた、植民地時代を通じて幾度となく改修が加えられてきました。これらの要塞は、スペインの軍事建築技術が熱帯気候や地形に適応された最も典型的な事例であり、カリブ地域における要塞構造の構造的・技術的進化を如実に物語っています。

国名 / エリア アメリカ大陸 / パナマ
登録年 1980年
登録基準 文化遺産 (i) (iv)
備考 Fortifications on the Caribbean Side of Panama: Portobelo-San Lorenzo(UNESCO)

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