バッサイのアポロ・エピクリオス神殿

Temple of Apollo Epicurius at Bassae

「バッサイのアポロ・エピクリオスの神殿」は、ギリシャのアルカディア山脈の人里離れた高台に、紀元前5世紀後半に建てられました。当時流行していたペストの被害の治癒と太陽の神をまつる神殿は、古代ギリシャ建築の最も保存状態の良い記念碑のひとつであり、建築上の特徴と影響力において非常に重要です。しかし、18世紀に再発見され注目を浴びるまで、約1700年間忘れられていたようで、多くの重要な特徴がほぼ手つかずのまま残されました。

この神殿は、ドーリア式、イオニア式、コリント式の古代ギリシャの三つの建築様式がすべてそろった最初期の建築物で、中には現在までに発見された最古のコリント式柱頭を持つ円柱が含まれます。さらに、そのレイアウトや様々な材料の使用により、神殿建築の発展の転換点となった大胆で革新的な建築デザインが数多く見られます。

国名 / エリア ギリシャ / ヨーロッパ
登録年 1986
登録基準 文化遺産 (i) (ii) (iii)
備考 ■関連サイト
Temple of Apollo Epicurius at Bassae(UNESCO)

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