ギリシャのペロポネソス半島に位置する「アスクレピオスの聖地エピダウロス」は、ギリシア神話の医療の神アスクレピオスをまつる聖地。もとは紀元前2千年紀に治癒の儀式が行われる場所でしたが、その後、古代世界で最も重要な治療センターに発展しました。
紀元前390年頃に建てられたアスクレピオス神殿のほか、古典期の施設には、治癒の儀式が執り行われた施設、図書館、浴場、スポーツ、宿泊施設、病院、劇場などが含まれます。これらは紀元前 4 世紀のギリシャ建築群の傑出した例です。その建物の形状は、ヘレニズム建築とローマ建築の発展に大きな影響を与えました。中でもエピダウロス劇場は、自然の景観と調和した見事な劇場建築と優れた音響効果で知られています。
国名 / エリア | ギリシャ / ヨーロッパ |
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登録年 | 1988 |
登録基準 | 文化遺産 (i) (ii) (iii) (iv) (vi) |
備考 | Sanctuary of Asklepios at Epidaurus(UNESCO) |