コルヴァイは、ドイツ北部に位置するヘクスターの町を流れるヴェーザー川沿いに建てられた修道院。9世紀に建造され、フランク王国カロリング朝時代に最も重要とされていた修道院です。一帯は10世紀半ばには要塞化され、学校や図書館、巡礼者のホスピスや来客や使用人用の住居、作業場などが備えられ、カロリング朝の宗教、文化、経済の中心地として機能していました。一連の建造物は、カロリング朝の中心地から発展した中世の町の政治的、文化的、経済的な側面を今に伝える優れた考古学的証拠です。
ヴェストヴェルク(西構え)とは、修道院聖堂の西側にある塔を伴う建築で、カロリング朝時代のものがほぼ完全な形で残されています。三方をギャラリーで囲まれた上階の主室やエントランスホールのアーチには古代の建築技術が用いられ、これはロマネスクおよびゴシック様式の西洋教会建築の基礎を形成しました。修道院の周辺に形成されたコミュニティ(キウィタス)とともに、「コルヴァイのカロリング朝ヴェストヴェルクとキウィタス」として世界遺産に登録されました。
国名 / エリア | ドイツ / ヨーロッパ |
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登録年 | 2014 |
登録基準 | 文化遺産 (ii) (iii) (iv) |
備考 | Carolingian Westwork and Civitas Corvey(UNESCO) |