「ハラール・ジャゴル要塞歴史都市」は、エチオピア東部の高原地帯に位置し、アディスアベバから525km離れた町です。13~16世紀に建設された城壁に囲まれ、「第四の聖地」とされるイスラム教の聖都として発展しました。
都市には82のモスクや102の聖廟、独自の内装を持つ伝統的なハラリ住宅やインド・ハラリ混合型住宅が残り、アフリカとイスラムの伝統が融合した独特の建築と都市計画を示しています。16世紀以降の都市配置は商業・宗教施設を中心に狭い路地が迷路状に広がる設計で、交易やイスラム学問の中心地として栄えました。ハラリ人の織物や籠作り、製本などの工芸、伝統的な社会組織とハラリ語は今日まで受け継がれ、都市と景観が密接に結びついた独自の文化的価値を保持しています。このため、歴史的、建築的、社会文化的に極めて重要な都市と評価されています。
| 国名 / エリア | アフリカ / エチオピア | 
|---|---|
| 登録年 | 2006 | 
| 登録基準 | 文化遺産 (ii) (iii) (iv) (v) | 
| 備考 | ■関連サイト Harar Jugol, the Fortified Historic Town(UNESCO)  | 
                        
